誰かが何かに挑む時、それを否定する必要も意味もありません。挑戦とはその可能性を信じて立ち向かう姿勢であり、否定や無関心との戦いです。
格下と見なされる者が予想を覆して勝利する姿は、見る者を驚愕させ、その痛快さが感動をもたらします。大番狂わせ=ジャイアント・キリングは、果たして本当に奇跡でしょうか。誰かが挑戦することを否定し、無関心を装い続ける。しかし、時として目の当たりにするジャイアント・キリングに、他人の自分もどこか挑戦意欲を掻き立てられるのを感じている。 そんな自分の心境の変化を否定するために、その大番狂わせを奇跡と呼んで目を逸らそうとしているのではないか。
DOPPELGANGER のブランドアイコンであるパラレルツインフレームを採用した 202 blackmax。そのアプローチを一旦捨て、設計を見直し、スペックを向上させ、さらなる機能美を目指した自転車。202X Giant Killing(ジャイアント・キリング)。これは DOPPELGANGER の挑戦。
サイズ
フレームを通して見える世界
大径パイプを高圧にてプレス。流れるようなフォルム、軽量性と持ち運びやすさという機能美を持つドッペルギャンガーオリジナルのパラレルツインフレームを採用。シートチューブをはじめとするパーツのオーバーサイズ化やロングホイールベース化に加え、さらに初出となるブレード状のチェーンステイによりフレームの剛性が向上。加えた力がダイレクトに伝わり、高い直進走行性能と加速性能を発揮します。
小径車の枠を超えた走行性能
一般的な20インチホイールをインチアップした451規格を採用(20×1-1/8inch)。タイヤが大きいことで一漕ぎの走行距離は伸び、段差を乗り越えやすくなります。細く薄いタイヤとフレンチバルブを採用した高い空気圧により摩擦抵抗が減り、道路から伝わるロードインフォメーションを感じ取りやすくなります。
ロングホイールベース
小径車特有のふらつきを押さえる為、前後ホイール間の距離が長いロングホイールベースを採用。直進安定性が向上するとともに、身長が高くとも高速走行が可能な前傾姿勢のポジションが出せます。
52/42T チェーンホイール
52Tチェーンリングにはサンドブラスト+アノダイズド、さらにCNC加工で仕上げたアルミを採用。クランクには170mm長のアルミクランクを使用することで軽量化を図っています。
折りたたみ寸法の最小化
走行性能を高めるための高身長対応やロングホイールベース化、451化によって拡大した縦横の長さに対し、フロントハブ幅を一般的な100mmから74mmに縮小することによって折りたたみ寸法の奥行きを最小化。202-Sを凌ぐ走行性能に加え、重量はより軽く、折りたたみ寸法もより小さい仕様となっています。