加水分解とは
加水分解とは、水分や空気中の湿気によって発生する分解反応のことをいいます。
とくにウレタンゴムやポリウレタン(PU)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面、加水分解を起こしやすい素材です。
ウレタンの生成段階からすでに劣化は始まっており、素材や製品が未使用であっても加水分解は進行します。
加水分解が進むと素材がボロボロになったり、表面がベタベタするようになります。
ウレタン素材の特性から、加水分解を避けることはできませんが、お手入れや保管方法により、劣化を遅らせることはできます。
水分を含んだまま放置・収納したり、高温多湿な保管環境をさけ、また定期的に空気に触れさせてください。
未使用であったり使用頻度が低い場合よりも、短時間の使用を頻繁に行うほうが加水分解の進行を遅らせることができるといえます。