バイクガレージ組み立てのコツと対応事例をまとめています。ガレージの組み立てで「あれ?」と思ったら、まずは簡単にできるセルフチェック。
パイプ同士がきちんと接続できない
各パイプの接続パーツ(ツメ)は十分に押し下げてから接続してください。無理にパイプを押し込むとツメがパイプ内へ入る場合があります。
ツメがパイプの中に入ってしまった場合は、ラジオペンチ等で樹脂のキャップを外し、中のツメを引き出してからパイプを接続してください。
パイプの抜き差しが硬い
ジョイントは素材の特性上、冬場の低温下では硬くなる性質があります。パイプの差し込みが難しい場合はジョイントをぬるま湯などで温め、柔らかくしてから差し込みを行ってください。また、ジョイントのパイプ挿入口の内側にシリコン系潤滑剤を薄く塗布すると作業がしやすくなります。
ジョイントをぬるま湯などで温める
ジョイントのパイプ挿入口にシリコン系潤滑剤を塗布する
入り口のファスナーが閉まりにくい
パイプの接続間違いやパイプが十分に差し込まれていない場合、フレームの寸法がカバーの寸法よりを越えるため、前後入り口ののファスナーを完全に閉めることができなくなります。
十字天井パイプの向きは合っているか?
「十字天井パイプ」部品は、4方向のパイプのうち、2方向は真っ直ぐであり、もう2方向は地面に向かって傾斜しています。真っ直ぐな方を、「横パイプ」と繋げ、傾斜している方を「天井パイプ」と繋げます。
ジョイントの向きは合っているか?
矢印が天井方向に向くように組み立ててください。キャップがついているジョイントは、キャップをガレージの内側に向けてください。
ジョイントとパイプがしっかりと差し込まれているか?
ジョイントへのパイプの接続はゴムハンマーでしっかり打ち付けてください。打ち付けの際はパイプ側から打つと変形してしまう為、必ずジョイント側から打ち付けてください。
カバーがうまくはまらない
各部接続の差し込みが不十分だったり、カバーの取り付けに偏りがある場合、カバーが前後左右のいずれかに引っ張られ、うまくカバーがはまらない場合があります。
ゴムバンドの取付順
必ず1,2,3,4の順に接続してください。手順ごとにカバーを微調整することでバランスよく取り付けることができます。
1.天井パイプ最上部 前面・後面
2.(4)(5)土台パイプとカバーの最前部・最後部の四隅
3.(1)縦パイプとカバーの最下部の四隅
4.残りの箇所
ゴムバンドが硬く接続しにくい
プラスチックボールがガレージ内側を向くように取り付けると、ゴムバンドが接続しやすくなります。
左手でプラスチックボールを持ち、ゴム紐をグロメットに通す。
フレームにゴム紐を潜らせる。
右手で紐を引っ張りながら、左手でプラスチックボールとグロメットを押す。
カバーはどのくらいのテンションで張ったらいいの?
カバーを張るとゴムバンドのテンションによってグロメットの中心が移動しますが、構造上の仕様であり問題ありません。下図のような状態までテンションをかけても大丈夫です。
コンクリートやアスファルトの上に固定したい
付属のベグではコンクリート等への固定はできません。別途市販のボルトアンカーやパイプクランプが必要になります。
地面に穴を開け、アンカーを用いてパイプクランプで固定する。
振動ドリルなどで穴をあける。
アンカーを差し込む。
パイプクランプをボルトで固定する。
ウォーターウェイトを併用する
台風等強風時は屋外で使用しないでください。思わぬ事故につながる恐れがあります。パイプを固定し取り外せない場合は、土台パイプを残し上部を撤去するなどの対策をおすすめします。