FXシリーズ、それは「次期戦闘機」たる運命を背負った新セグメント

「FX」とは「Fighter-eXperimental」、つまり”次期戦闘機”を意味します。

ドッペルギャンガーにおけるFX(エフエックス)シリーズ。
それは202BlackMaxで新たな世界観を開いたDOPPELGANGERの新たな”柱”となるべく、新規に開発されたフレーム、そしてまったく新しいコンセプトを持つ製品群です。

そのコンセプトとは、「コントラスト」。
「対」という言葉に置き換えることも可能です。

FXシリーズに採用されるフレームは、文字通り横から見た際に「X」に見えるようにデザインされていますが、この「X」はその中央から反転するように折りたためることが特徴です。
もともと左右対称である文字「X」を左右対称に折りたたむことで、「対」を表現しているのです。
さらには、ヘッドチューブとシートチューブ。これらも互いに並行に走る「対」。
白に対する黒。黒に対する白。光沢に対するつや消し。

設計から塗装に至るまで様々な手法を駆使し、「対」、そして「コントラスト」を表現したシリーズ、それが「FX」なのです。

”X”フレーム

FXシリーズに採用されるフレームが、そのコンセプトを表すためにデザインされ、その証として反転するように折りたためることはすでに述べました。

では、他にどのような特徴があるのかを見てみましょう。
まず、FXシリーズに採用されるフレームは、そのホイールベース(車軸)が長いことが特徴です。
小径車におけるデメリットとして挙げられるのが、コンパクトさと回頭性の良さの代償とも言える「直進安定性」。

FXシリーズでは、この「代償」に対するソリューションとして、ホイールベースの延長、という解を用意しました。
しかし、ただ単に「延長」するだけでは乗りにくい自転車になってしまいます。
同時にハンドルポジション、シートポジションの高さ(ハイト)を高くすることで、ひとクラス上のサイズに乗っているかのようなライディングポジションを実現しました。

しかし、一般的にハイトを高く設定することで失われるものもあります。それは「重心の低さ」。
DOPPELGANGERではこの問題を解決するために、シートチューブやハンドルステムに軽量なアルミニウムを採用。
これによって、車体上部=高い場所に位置する質量を低減し、相対的に「低重心化」を実現しているのです。

また、ロングホイールベースは段差を越える際の姿勢変化(ピッチング)を抑え、フラットな乗り心地をもたらすことに貢献し、現在ではこの「ロングホイールベース・ディメンション」は、「低重心=ローグラビティ・コンセプト」とともにドッペルギャンガーにおける基本思想のひとつとなっています。

これらによって、小径車の持つ回頭性の良さはそのままに、大径車さながらの安定性の高さを持ち合わせることを狙ったフレーム、それが”X”フレームなのです。

なお、このXフレームは折りたたんだ時に「縦型」となることも大きな特徴。
玄関先などのスペースにも、スマートに保管できるように配慮しています。
あわせて「センタースタンド」を採用し、スタンド格納時に車体がすっきりと見えるようにデザインされています。

ディティールで再現する、”光と影”。FX15 Schatten。

DOPPELGANGER® FX15に採用されるサブネーム、「Schatten」。
それはドイツ語で“影”を意味します。

同時にラインナップされ、“光”を意味する「Licht」というサブネームを持つFX11と対をなすモデルであり、FXシリーズにおける「対」「コントラスト」という概念は、ここでも反復されています。

フレームの前後をグロスとマットに塗り分けることで、遠目にはわからなくとも「乗り手にはわかる」。
そういったオーナーのみが得られ、オーナーだからこそ共有できる、「所有する満足感」ともいうべき付加価値を生み出しています。

世の中にはたくさんの自転車があります。
1万円の自転車が存在する一方、200万円を超える自転車もあるでしょう。
しかしすべての人にとって、200万円の自転車を購入した時に、1万円の自転車を購入した時の200倍の幸福が感じられるのか?
そう聞かれると、疑問が残るかもしれません。
ある人にとっては200倍幸福であることは疑問を差し挟む余地がありません。
しかしその一方、またある人にとっては「200倍幸福」ではない可能性があることも想像出来ます。

つまり、自転車の金額とは「相対的な」指数でしか無く、私たちはその指数を越える満足感を目指した自転車作りを行なっています。

FX11/15は一見するとシンプルな、「白黒」の自転車ですが、細部には私たちDOPPELGANGER®ならではのこだわり、そして魂が宿っているのです。

DOPPELGANGERのこだわり(デザイン)

それまでは「単なる移動手段」でしかなかった小径折りたたみ自転車に革命をもたらしたとも言える、DOPPELGANGER。

自転車である以上、必ず使用しなくてはならない部品が存在します。
それはハンドルバーであったり、クランクであったり、変速機であったり、ブレーキであったり。自転車は、様々な部品の集合体なのです。
それらの部品を一つの自転車として組み立てたとき、つまり異なる素材や構造を持つ部品をひとつの自転車にしたときに、どれだけ統一感を出せるのか。
私たちはそこに力を注ぎました。

今まで、自転車といえば「どのメーカーのどのコンポーネント(変速機など)を使用している」「何段変速である」といった、数字やカタログ上のスペックが大きな「売り物」でした。

しかし、私たちは考えます。
それらのスペックは本当に必要なのか。
単に他の自転車より数字の上で優位に立ち、販売を有利にするが為に追求されただけの、ユーザーを無視したスペックではないのか。
そうしたアンチテーゼの上に生まれたのが「DOPPELGANGER」なのです。

自転車である以上、必要な部品があることは既に述べました。
コンポーネント(部品)が自転車を決定するのではなく、自転車が部品を決定するのである。
そう考え、私たちは、コンセプトにもとづき、部品を自転車にフィットするようデザインしています。

それらは車体のコンセプトに合わせて塗装されたパーツ群や、加工されたパーツ群。
たとえばブラック仕上げのハンドルバーやシートポストは当然のこと、クイックリリースレバーやハブ、リム、スポーク、さらにはボルトやナットまでも可能な限りブラックアウト。
だからこそ、フレームカラーのホワイトが引き立つのです。

自転車に必要な部品と、その効果。
それらを自転車に組み込んだ時のバランス。
それらを知り抜いたDOPPELGANGERだからこそ実現したデザインだと言えます。

そして、DOPPELGANGER自転車シリーズは、他のどの自転車にも似ていない、その独特の存在感が最大の特徴です。

DOPPELGANGERのこだわり(機能)

多くの自転車がそうであるように「フレームにだけ」アルミを採用し、販売を有利にするがために「アルミフレーム採用」を謳うのではなく。
FXシリーズにおいては、軽量化はもちろん、自転車としての基本性能を追求するためにフレームに加えてアヘッドステム、その他クイックレバーなどショートパーツに及ぶまでアルミ製部品を採用しています。

これらの軽量パーツは慣性重量の低減によるハンドルを切ったときの操作感、低重心化による高い安定感を実現し、乗り心地に大きく影響します。

さらには長期の使用においても、水や埃が進入しにくく安定した性能を発揮できるカセット式BBなど、乗り心地だけではなく「維持すること」においても配慮。

もちろんいずれも高価な部品ですが、ドッペルギャンガーが「必要だと感じたからこそ」投入したパーツ群なのです。

その結果、頑丈な折りたたみ機構やシマノ製7段変速を装備しながらも重量は驚異的な12.1kg(FX11)を実現。
「軽さ」のメリットは様々な面において発揮され、突き上げの少ない快適な乗り心地、軽いこぎ出し、軽快なコーナリング、また長時間のライディングでも疲れにくい等、軽量化によるメリットは図りしれません。

タイヤサイズは20インチを採用していますが、タイヤそのものにも「こだわり」を発揮。
トレッド面にセラミック、アラミドを使用して摩耗やパンクに強く、排水性が高く雨天にも強い高機能タイヤを採用しています。
このタイヤは回転方向指定を持ち、路面との抵抗が少なく快適なペダリングを助けることも特徴です。

それぞれのモデル、それぞれの個性。そしてそれぞれのコンセプト。

DOPPELGANGERが世に送り出す自転車には、必ず「コンセプト」が存在します。

なぜか。

私たちがつくり、販売するのは「自転車」そのものではなく、「自転車に乗って何ができるか」だからです。
そしてその場合、自転車に付随する「コンセプト」も、自転車に装備されるコンポーネントのように、「その自転車の付加価値」足りうると考えているのです。

DOPPELGANGERは、製品のカラーや装備、形状はあわせてデザインされるべきだと思っています。
そのため、まず先にその自転車のコンセプトを決め、そのコンセプトに合ったフレームをデザインし、コンセプトに合ったカラーを決定します。
そして、このモデルとカラーを最大限引き立てることができるパーツ、そしてパーツのカラーや装備を選びます。
そのようにしてひとつのコンセプトのもとに造られた自転車、それがDOPPELGANGERの自転車なのです。

マーケティングにおいてよく、下記のような理論が展開されます。
「消費者が直径2ミリのドリルの刃を購入するとき、その消費者はドリルの刃を購入しているのではない。2ミリの穴を購入しているのだ」。

同様に、私たちが提供する自転車もまた、「自転車」のみにとどまらず「自転車に乗って何ができるか」という”自転車の先にあるもの”なのです。


202 blackmaxを例に取ると、そのブレーキキャリパーやタイヤの色は、コンセプトに合わせてコーディネートされています。
純粋に自転車としてだけ考えると、ブレーキキャリパーはオレンジである必要も、タイヤにオレンジのラインが入っている必要もありません。
それで何ら機能が向上することは無いからです。

しかし、機能が異なるパーツのカラーを変えて機能を視覚的に強調することや、見るものに鮮やかな余韻を与え、停車中であってもその躍動感やポテンシャルを感じさせるタイヤのラインは、私たちのコンセプトを再現するにあたり、「必要」であったのです。

そのような、ひとつひとつの「こだわり」がライバルとの差異を明確にする、そう私たちは考えています。

DOPPELGANGERが開いた世界、そして追随者たち

私たちは、「カラーバランス」「シルエット」も自転車デザインにおける重要な要素であり、コンポーネントに依存しなくとも、自転車そのものが持つ「新しい価値」を創出できることを証明しました。

それは、DOPPELGANGERがカラフルな自転車を登場させる前には、誰もが想像すらし得なかったことです。

そして今。
DOPPELGANGERが開いた新しい世界には多くの追随者が現れています。
カラータイヤを採用するもの、同様のフレーム形状を持つもの、カラフルなブレーキワイヤやグリップ、サドルを持つもの、など。
中には「デッドコピー」とすら呼べるものもあります。

それらとDOPPELGANGER製品との違いは。
それは「魂」の有無と言えます。
自らの理想に基づき、誰もが想像できなかった価値観を追い求め証明したDOPPELGANGERと、それに便乗して利益を貪るだけの追随者。

そこには、生い立ちから「相違」があるのです。

DOPPELGANGERには、それをつくり、進化させ続けてきた者たちの「魂」がこもっています。
そして、常に最良であり、革新的でなくてはならない、という使命を追っています。

DOPPELGANGER常に進化・進歩し、他者が追いつこうとする頃には、「より高みへ」到達しています。

「追ってくるものがあれば、それより速く走るまで」。
私たちはそう考えています。

DOPPELGANGERの使命

今では一定のポジションを確立し、多くの追随者を生むに至ったDOPPELGANGERですが、その生い立ちは逆風の中生まれた「新しい発想の具現化であり、世の中の風潮に対するアンチテーゼ」でした。

ですが、DOPPELGANGERは多くの人々に認められる存在になったとしても、その安定の座に飽きたるわけではありません。
”今在無いものを創ろう””現在の風潮に風穴を開けたい””誰もが挑戦しなかったことに挑みたい”。
そういった発想の中から生まれたDOPPELGANGERが安定を望むはずなど無いからです。

それを証明するかのように、DOPPELGANGERは常に進化しています。
DOPPELGANGER の代表的モデル、「202 BlackMax」の進化を例にとってみましょう。
小さなところではコンセプトにより忠実に、各パーツのブラックアウト/カラード化。
走行性能においては高性能タイヤへのバージョンアップ、52T大径チェーンホイールの装備。
機能性においてはマッドガードの標準装備化、ハンドルポストの昇降可能化。
安全面・強度においてはBBのシールド化、フレーム形状の変更や製造方法の変更(プレス化)、シートチューブのスクイーズレス化、チューブの肉厚化。
拡張性においてはヘッドチューブのオーバーサイズ化、等。

他にも数えきれないほどの変更を受け、今日の202 BlackMaxが存在するのです。
202 BlackMaxとしてのシルエットやイメージは同じでも、デビュー時から比較して、最新の202 BlackMaxは、実にその90%以上ものパーツがより優れたものへ置き換えられています。

そして、それら変更は、202 BlackMaxと同じ構造や機能を持つモデルや派生モデル、すべてに適用されます。

DOPPELGANGERは、常に最良であり、革新的でなくてはなりません。
それこそがDOPPELGANGERに課せられた、生まれながらの使命なのです。

自転車に乗る意味

公共の交通手段が発達した現代において、「自転車に乗る意味」とは何でしょうか。

電車でも、バスでも、タクシーでも、自家用車でも、モーターサイクルでもなく、「自転車」に乗る意味とは。

安全で確実な手段としては、電車やバスが挙げられるでしょう。
より長い距離を便利に移動したいのであれば自動車が良いかもしれません。
街中のちょっとした移動であれば、電動自転車が快適でしょう。
にもかかわらず、なぜ体力が要求され、荷物も載せることができず、雨風の影響を受け、直射日光や気温の変化と戦わねばならない自転車に乗るのか。

その意味は、人によってそれぞれ異なるでしょう。

健康のため?

競技の(練習の)ため?

人混みが苦手だから?

いちばん便利だから?

私たちは、自転車に乗る「最大の理由」について、他人の制約を受けず、自らのペースで走れることだと考えます。
「自転車は、乗る人それぞれの速度で走る」。

私たちが述べるように、自転車の走る速度は乗る人によって異なります。
乗れば勝手に目的地まで運んでくれる電車やバスとも異なります。アクセルを開けば加速する自動車やモーターサイクルとも異なります。

自転車は、私たち自身を動力源として、私たちの必要な速度で走るのです。

その速度は、徒歩とも異なります。
その速度でしか見えないもの、その速度でしか感じることができないもの。歩く速度でしか目に入らないものがあるのと同様に、自転車の走る速度でしか目に入らないもの、自転車に乗った時の視界でしか目に入らないものがあります。

それは、周囲を囲まれた電車では見ることのできないものであり、高速道路や渋滞する市街地を自動車で運転していても見ることのできないものだと考えます。

早すぎず、遅すぎず。

自分の速度で走ることができ、人に運ばれることをよしとせず、自分の目的のためだけに走ることができるすべてのライダーにささげる自転車。それがDOPPELGANGERです。




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