考えたのは、次世代を担う”まったく新しい”シティサイクル。

”シティサイクル(別名ママチャリ)”は、自転車のカテゴリで分類されるシティー車、ホーム車、実用車の通称です。
日常の交通手段とした短中距離、低中速走行用自転車と定義されているこの自転車は、古くから国民の足として定着し、もはや見かけない日はありません。

事実、日本国内で販売される自転車で最も需要が高い自転車こそ”ママチャリ”なのです。

日本が世界に誇る”シティサイクル”は、日本の風土や文化にうまくマッチングした、技術と知恵の結晶であることは間違いありません。

しかし、そのシティサイクルのスタイルは長らく不変のまま。
常に「こうでなくてはならない」という固定概念に挑戦し、新しいスタンダードを創りあげる私達の新しい開発テーマは至ってシンプルでした。


「シティサイクルを超える、次世代のシティサイクルを開発する」。

私達の調査によると、購入者の約50%において、一回あたりの走行距離は「1~5km」以内。
66%のユーザーが週に3回以上自転車に乗り、67%のユーザーが「通勤・通学・ショッピング」に利用。
自転車と同時購入する際に最も多く同時購入されるのは「マッドガード。要望として多いものは「バスケット」。

そこから推測される要望も同時に、至ってシンプルです。
カゴとマッドガードが装備され、長距離を走る必要はなく、駐輪場によく置かれるであろう環境を想像すると、過剰に大きなサイズは必要ではない。
かつては路上に自転車を駐輪することが許される環境でしたが、今では自転車も立派な車両の仲間と認識されるようになり、どこでも駐輪、というわけにはゆきません。

そういった顕在ニーズと潜在ニーズにDOPPELGANGERならではのデザイン性をプラスするとどうなるのか。

シティサイクルをユーザーの利用環境に合わせてさらに進化させ、次世代を担う都市型自転車を開発する。
その結果誕生した、まったく新しい構造を持つ自転車、それが330 ROADYACHT(ロードヨット)なのです。

ROADYACHTのネーミングには、路上をヨットのように軽快に走る、というイメージが反映されています。

シティサイクルのグッドポイント(美点)とウィークポイント(弱点)。

シティサイクルが選ばれる最大の理由、グッドポイント(美点)は荷物を乗せる積載スペース(カゴ)だと考えます。

近所の買い物や、駅までの移動等の目的であれば、利便性を優先してカゴは必須装備となります。
これらの用途を目的としている人たちからすれば、カゴが装備されない自転車はまず選択肢にあがりません。

しかし、荷物が乗せられる利便性に引き換え、安全性が犠牲となる側面もあります。
例えば・・・

■前カゴに荷物を載せる場合
・前方に過重がかかりハンドルがふらつく。
・荷重増加によるハンドルの急旋回。
・荷物の窃盗の心配。
・咄嗟の前ブレーキによる、ジャックナイフ(前のめり)。

■リアキャリアに荷物を載せる場合
・乗車時に荷物が取り出しにくい。
・別途カゴの購入、取付具が必要。
・荷物が見えない為、盗難が心配。

おそらく自転車に乗る人なら誰もが一度は経験したことがある、これら”ヒヤリハット”こそがシティサイクルのウィークポイント(弱点)だとも言えます。

その危険性を理解、体験していても人気を誇る理由は”利便性>安全性”だと考えます。
しかし、使い勝手がいいといっても、事故を起こしてしまっては本末転倒です。

そこで”利便性=安全性”を両立できれば、現代のユーザーの要望を満たせる”シティサイクルより優れたシティサイクル”になると考えました。

実は危ない?前カゴと後カゴへの荷物の積載

自転車の積載重量に制限があるのはご存知でしょうか?

あまり荷物を載せてはいけないと思われがちですが、JIS(日本工業規格)では自転車の積荷制限について”積載装置を備える自転車にあっては30Kgをこえないこと。”と定められています。

積載装置があれば30Kgの荷物の積載は法律上問題なく、
前輪に何キロ、後輪に何キロといった具体的な過重制限も定められていません。

前カゴ、リアキャリアを備える一般的なママチャリであれば、単純に前カゴに15Kg、リアキャリアに15Kgが積載できる事になります。

片側の重量制限の15Kgを同じ重量で例えると・・・

・スーパーのお米の袋 (5Kg)3つ。
・ペットボトル(1.5L)10本
・4歳女児(平均体重15kg)
・16~20インチの折りたたみ自転車(約15kg)

4つ目に至っては自転車の前カゴに、16インチの折りたたみ自転車と同じ重量を乗せて走っても良いことになります。
これらを乗せて乗車出来ると考えると、かなりの負荷が自転車にかかっていると思います。

前カゴは自転車の前輪とヘッドパーツ(フレームの首部分)の2点で固定されており、直接的にハンドリング(操舵)に影響を与える為、重い荷物を積んでいる時に走行中フラついたり、急旋回が起こってしまうのです。

中央設計型、荷物スペース”ミッドキャビン”の安全性。

フレーム耐振性試験の内容をみても、荷物を載せる部分こそが、自転車のウィークポイント(弱点)であることが解りました。

しかし視点を変えれば、耐振性試験でおもりを載せられる部分の中心は加重が分散され、強度が高いことになります。

であればフレームの耐振性試験でおもりを乗せる各部位の中心に荷物スペースを設計すれば、各部に掛かる負荷を分散させる事ができるのではないか。
この発想からフレームの中央に積荷スペースを設計し誕生したのが、330-ROADYACHT なのです。


”ミッドキャビン”と名付けられた中央荷物スペースは、前カゴやリアキャリアとは異なり、前後輪に偏った加重がなくなるため、ハンドリングへの影響や、停車時にハンドルの重みで旋回し自転車が独りでに転倒する心配がありません。

また荷物スペースの入口が体の股下に収まるため、荷物の出し入れがしやすく、荷物の状態も目視にて確認でき、ひったくり等の盗難防止にも効果的です。

ミッドキャビンは底面が深く、長めの荷物の積載にも便利。例えばテニスラケット、スケーボー、フランスパン等長尺物をスタイリッシュに持ち運ぶことができます。

”キャビン”は船室を意味し、ロードヨット車体全体における”船室”をイメージしています。

シティサイクルの遺伝子を受け継ぐ、細部スペックへの拘り。

ミッドキャビンによる安全の向上は、シティサイクルを上回ることができたと考えています。
しかし冒頭に説明した”利便性=安全性”と両立がなければ、シティサイクルより優れたシティサイクルとはいえません。

330 ROADYACHT はママチャリのDNAを引き継ぐ機能を多数盛り込んでいます。


・SHIMANO製7段変速
荷物の重さや、坂道等でもタイヤのサイズを感じさせるずスイスイ走る。

・前後Vブレーキ
制動力とメンテナンス性に優れたVブレーキ。

・前後フルサイズマッドガード
フルサイズの泥除けだから、雨天時の泥水を完全ブロック。

・裾の巻き込みを防止するチェーンカバー
ズボンの裾や、スカートのチェーンへの巻き込みを防止。

・スプリング付きサドル
座席の下にスプリングを備え、柔らかい座り心地でお尻も痛くなりにい。

それに加えて重量14.5kg、全長1550mmと一般的な26-27インチサイズのシティサイクルに比べて5-6kg程度軽く、20cm前後短いために都市部での取り回しや駐輪場への出し入れも容易です。


ママチャリと同等以上の機能、安全性能をもち、軽量コンパクトで扱いやすい330 ROADYACHT。


日本を代表する自転車である”シティサイクル”に一石を投じる自転車が動き出します。

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