サイクルトレーラーは「クルマを持たない時代」の次世代モビリティになるか

クルマを所有しない時代のモビリティ

「ミニマリスト」と呼ばれる、所有物をできる限り減らし、必要最低限の持ち物を暮らす人々が注目されています。ミニマル(minimal)とは、必要最小限という意味です。かつて高度成長期時代やその後に訪れるバブル時代を生きた世代にとって、物(モノ)とはステータスであり、生活の豊かさを測る指標でもありました。

現在の日本経済はデフレにより物価が下がり、モノの値段は以前と比べて安いと感じる人の方が多いはずです。しかし、100円ショップやプライベートブランドに代表されるように、大量生産・大量消費という背景を持った「モノ」は、同じように多くの人が所有しているために、必ずしも豊かさを象徴するステータスではなくなってしまいました。

そういった背景のもと、自分にとって本当に必要なモノ、本当に良いものを厳選するライフスタイルが、人々の共感とともに広がり、そしてSNSの発達がそれを後押し、ミニマリストという思想となったのではないでしょうか。交通機関の発達した都市部では若者の免許取得率が下がり、車離れが進んでいるのも頷けます。しかし、ひとたび災害が起きると、公共の交通機関は麻痺し、多くの帰宅困難者を生み、自転車通勤が注目をあびます。自転車はミニマリストにも必要とされる生活必需品の1つ、と言えるかもしれません。

エコで手軽な電動トライク(3輪)や二人乗り小型EVといった次世代モビリティは、将来的にクルマに取って代わる可能性はあるものの、そもそも免許を持たない人の運搬手段としては使えません。そこで、自転車の後方に連結することで、荷物やペットなどを運搬できるDOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)のサイクルトレーラー新製品、DCR434-DP(マルチユースサイクルトレーラー)を紹介します。

製品外観

一番販売数が多いスタンダードなサイクルトレーラー

自転車に荷物を積載するには、前カゴ、リアキャリアやフロントキャリア、あとは自転車に装着できるバッグ程度です。。いずれも片手で運べる程度の手荷物の積載が限界で、例えばキャンプ用品やサイズの大きな日用品などの荷物を運搬することは困難です。実は、今まで自転車では運べなかった、これらの荷物を自転車で運ぶことができる、サイクルトレーラーという選択肢があります。

 

本体・付属品

マルチユースサイクルトレーラー
折りたたみ時

自転車の荷物の積載には限界があるため、サイズが大きくて重たいお買い物や荷物の運搬に利用するという発想には、なかなか結びつきません。しかし、自力での運搬を諦めて配送サービスを利用すると、費用の発生や配送・受け取りの手間が生じます。「自転車でも大きな荷物が載せられる」という選択肢があれば、思い立ったときにお買い物やアクティビティーが楽に行えるようになります。

 

主な特徴

自転車に取り付けるだけで、最大 65リットルの荷物の運搬が可能に。

荷台のサイズは42×64×25cmの容量約65リットル。
積載可能重量は45kgだから、重量のある荷物もしっかりと運べます。

 

今使っている自転車に取り付けられる。自転車の種類を選ばないユニバーサル設計。

スポーツバイクへ接続(ロード、クロス、MTBなど)
小径車へ接続(20インチ以上)
シティ車へ接続 ※内装変速車など、形状により取り付け不可。

 

使わないときは折りたたんで小さく収納。接続、組み立てに工具は不要。

トレーラーは工具を使わずにタイヤの着脱、本体を折りたたむことが出来るので、省スペースに収納可能。簡単に組み立て、折りたたみができるので、トレーラーを利用する煩わしさを感じさせません。

 

自転車と同じく、道路を走るものだから、安全性にも配慮。

転倒時にトレーラーが共倒れしない、ジョイント機構。
自動車からの視認性を高める、保安部品を標準で付属。

 

主なスペック・機能

固定用ループベルト
荷物の固定に便利な固定用ループベルトは、トレーラーの前後左右に配置。
ドリンクホルダー
ボトルの収納に便利なドリンクホルダーを、トレーラーの前方に設けています。
工具不要で組み立て
トレーラーの組み立て、分解。またタイヤの着脱すべてが工具不要で行えます。

 

使用イメージ

自転車でアウトドア、デイキャンプという選択肢も
フォールディングキャリーワゴン+自転車=サイクルトレーラー
イメージとちがって、実際の幅は自転車のハンドル幅と同じ程度

メーカーHP

マルチユースサイクルトレーラー DCR434-DP

商品の詳細は上記メーカーHPをご確認ください。

ポン付けするだけで釣り竿4本を自転車で運べる。ありそうでなかったサイドバスケット型の釣行バッグ発売。

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