特集 自転車(スポーツバイク)の選び方(2016年度版)


■自転車(スポーツバイク)の選び方

・ママチャリこそが最高の移動手段

そもそも多くの人はシティサイクルの購入経験があっても、スポーツサイクルは購入したことがないはずです。
どんなスポーツバイクを購入すればよいか、迷ってしまって当然です。

そんな方にまず知ってほしいのは、シティサイクルいわゆるママチャリこそ、日本の自転車ニーズにマッチした最高の商品であるという事実です。
ママチャリは、カゴが付いていてスーパーの買い物袋ぐらいは余裕で運ぶことができ、雨が降ってもマッドガードがしっかりと泥跳ねを防いでくれます。
重量はあれど頑強なスチールをメインフレームの素材に使用しており、分厚いタイヤとスプリング入りのサドルがクッション性を高めています。
屋外で野ざらし雨ざらしにして多少錆びてしまったり、故障や盗難の被害にあってもすぐに買い換えることができるほど安価な商品もあります。

つまり、自転車をただ単に移動手段の一つとして捉えたとき、最適な選択がママチャリであることは日本で最も選ばれているのがシティサイクルであることからも裏付けられます。
ではスポーツバイクが存在する理由はなにか。スポーツバイクを検討している方が感じている「なんとも言えないワクワク」は何なのか。
それは自転車に自転車以外の目的を見出したから、あるいは、自転車に移動手段以外の目的を持ちたいと考えたからに他なりません。

またシティサイクルのカスタマイズが一般的でないのはなぜか。それは初めからニーズに合わせて完成形として販売されているから。
スポーツサイクルには、カギやライトをはじめ、サドルカバーやスタンド、ベル、ペダル、グリップなど多種多様なアクセサリーがオプション販売されています。
不足を補い自分好みにカスタマイズする。そして自分だけのオリジナルの一台を形にできるものスポーツサイクルの魅力です。


・スポーツサイクルを購入する理由

高級なスポーツバイクを愛用している人の多くは、自転車を室内に保管することで盗難や劣化の対策としています。
また普段の通勤などの移動や買い物には別の自転車を使用することが一般的で、複数台自転車を所有していることも珍しくありません。
(スーパーカーで近所のスーパーに買物に行かない、そんなイメージで例えることができるかもしれません。)
なぜなら、たとえ数分であってもウン十万する自転車から目を離す訳にいかず、
スポーツ走行のために数十グラムでも軽量化させる必要からカゴやスタンドも取り付けていません。




■自分にぴったりの自転車

・おすすめの自転車はなに?

もしあなたが本気でスポーツサイクルの購入を検討しているのであれば、

どのような目的で自転車を使いたい、購入したいと思っているのか。

これを踏まえて購買検討することが最適なスポーツサイクル選びに直結することになると思います。

どのような目的なのかによって最適な自転車は異なり、インターネットのQ&Aサイトで質問したところで答えは出てきません。
下記では、一般的にスポーツバイク初心者がすすめられることの多いクロスバイクについてと、その理由となるロードバイクとマウンテンバイクのデメリットをご紹介します。

・クロスバイクって何?

日本ではクロスバイクと呼ばれている真一文字のフラットハンドルが取り付けられているタイプの自転車。
通勤・通学を快適にしたい、という目的の場合に勧められることの多いクロスバイク。
海外では「ハイブリッドバイク」と呼ばれることもあります。

舗装路を高速走行する目的の「ロードバイク」、非舗装路を走行することも想定した「マウンテンバイク」、
この二つの良いところを併せ持つことをその理由とし、「ハイブリッドバイク=クロスバイク」と呼ばれています。

ロードバイクとマウンテンバイクの良いところを併せ持つという表現は多少理解が難しいところがあるため、
ロードバイクとマウンテンバイクそれぞれのデメリットを下記に列挙します。

・ロードバイクのデメリット

・タイヤが細く、厚みがない
 シティサイクルのように車道と歩道の段差に侵入すると、いわゆる「リム打ちパンク」を起こしやすい。
 本来はタイヤが細いことは決してデメリットではなく、路面抵抗をなくし段差のないような道路を高速走行する目的のためです。
 しかし日本人の多くはシティサイクルにて歩道を走行することを常識としていることもあり、初心者トラブルとしてパンクが発生しやすくなります。
・トレッド(タイヤの溝)が浅い
 路面の抵抗を少なくするために、ロードバイクのタイヤは溝が浅い、少ない、あるいは全くありません。
 雨天等ではスリップしやすく、転倒しやすくなります。
・ハンドルが遠く、常時前傾姿勢が必要
 ロードバイクではドロップハンドルという前傾姿勢が取りやすい変形ハンドルが装着されます。
 ドロップハンドルは前傾姿勢を維持しやすく、高速走行の最大の的である空気抵抗を軽減する役割を持っています。
 そのため、前傾姿勢によって視界は狭くなるとともに、常時姿勢を維持するため、上半身の筋肉を利用することになります。
 サドルとハンドルの高さが同じ、あるいはサドルの方がハンドルより高くなることが一般的です。

・マウンテンバイクのデメリット

・タイヤが太い
 タイヤがシティサイクルよりも太いため、路面の接地面積が増え、その分摩擦抵抗が発生します。
・トレッド(タイヤの溝)が深い  多くの場合トレッドではなく、ブロック状のゴムがタイヤに多数ついており、これが土をしっかりと掴む構造になっています。
 スリップはしにくいものの、重量と摩擦抵抗が増すためにスピードを維持することが難しくなります。

・ミニベロってどう?

クロスバイクと同じように、ロードバイクやマウンテンバイクのようなアグレッシブな走りを想定しない自転車にミニベロがあります。
20インチサイズのタイヤが装着されていることが多く、小回りがきき、全長が短いことも特徴です。
一方でサスペンションやディスクブレーキ、デュアルコントロールレバーなど本格的な装備をもった自転車も多くあり、好んでミニベロを選択する人も少なくありません。

折りたたみ自転車も広義ではミニベロに含まれますが、安価な折りたたみ自転車の多くがスチール製のフレームを用いており、
小さなクランクを装備しているためにスピードがでないことが多いため、「小さな自転車=折りたたみ=走らない」と考えている人も多くいると思います。
実際のミニベロは、選択を間違えなければとても魅力的な自転車であり、さまざまな用途に活用できるすぐれた自転車です。



■クロスバイクとミニベロのおすすめ


・クロスバイクのメリットとおすすめ製品


クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクのいいとこ取り。 タイヤはロードバイクほど細くなく、マウンテンバイクほど路面抵抗のあるタイヤは使っていません。 タイヤだけでも細めのものから太めのもの、溝がほとんどないものからはっきりとトレッドがわかるものまで。 前傾姿勢が強くならないようにフラットハンドルが取り付けられていることを共通点としながらも、 ロードバイクよりなクロスバイク、マウンテンバイクよりなクロスバイクなど、多様なバリエーションが存在するのも特徴です。 それでは多種多様なクロスバイクの中から特徴的なおすすめ製品をご紹介します。




d19 roadpalse

エアロ断面が特徴的な軽量アルミフレームを採用したモデル。トップチューブが大きくスローピングしており、乗り降りがし易いことも特徴。 クロスバイクとしては珍しいストッピングパワーに優れるディスクブレーキを前後輪に採用し、フロントフォークにはサスペンションをビルドイン。 スピードよりも快適性を重視するなら選択したい機能と特徴が満載。シンプルながら特徴的なデザインは他者の視線を感じること間違いなし。 デザインと仕様が異なるバリエーションとして、D8/D17をラインナップ。 オープンプライス(実勢価格4万円前後)


402S-650C sanctum

クラシカルなイメージを併せ持つホリゾンタルフレームを採用したクロスバイク。650C規格を採用することでフレームの大型化を回避し、自転車本来の美しさを表現したモデル。 600mmものハイトをもつディープリムや標準装備されたバーエンドバーを搭載しつつ、そこにグラフィックを配することでカスタムライクな印象的なデザインとなっている。 150cm〜170cmが適正身長の目安だが、165cm〜185cmに対応するスタンダードな700Cモデルも同デザインでラインナップ。 オープンプライス(実勢価格3万5千円前後)


D6 ASPHALT

白と黒のモノトーン、そのコンセプトを忠実に再現するためスモールパーツなど細部に至る塗装からもこだわりが感じられる一台。 「すべての自転車が同じ基準で造られていては面白みに欠ける」との言葉通り、シンプルながらもほかに類をみないミニマルデザインとしてまとまっている印象。 MTB系のパーツを使用するで前後21段変速、前後ディスクブレーキを実現しており、標準でスタンドが装備されていることからも日常から週末まで気軽に使用できるクロスバイクでおすすめしたい。 オープンプライス(実勢価格3万5千円前後)




・ミニベロのメリットとおすすめ製品


クロスバイクを検討している多くの人は、スピードよりも快適性を求めている人が多いはず。 そんなとき、あわせて検討したいのが「ミニベロ」といわれるカテゴリです。 ミニベロはその名のとおり小径自転車をのことですが、一般的に"非"折りたたみ式の小径車を指して呼称します。 一般の方にとって、小さな自転車といえば折りたたみ自転車ですが、折りたたみ構造にすることで強度と重量を犠牲にすることになります。 大切な自転車を室内に保管することを考えると、クロスバイクやロードバイクのような大径自転車よりも、全長が短く取り回しやすいミニベロは十分検討に値するカテゴリです。 これまで折りたたみ自転車に乗ったことがある人のなかには、「走らない」「疲れる」という印象をもたれているかたも多いはず。 その印象は間違ったものであり、「走らない」「疲れる」といったネガティブな印象の原因は小さい自転車だからではなく、実際はクランクが小さい、スチールフレームで重たいことが原因です。


550 interlagos

軽量なアルミフレームによるパラレルラダーフレームを採用し、重量はわずか11.5kg。男女問わず楽々と肩に担ぐことができるライトウェイトスポーツミニベロ。 小径車はスピードがでないという印象を払拭する52Tチェーンクランクやシマノ7段変速を装備。ストップアンドゴーを繰り返す市街地では大径車を凌ぐポテンシャルを持つ。 透明感のあるパールホワイト、表層に深みのあるクリヤを使用したゴールド、そしてアルマイトパーツにメッシュワイヤーなどデザイン性にすぐれるパーツの採用も印象的。 オープンプライス(実勢価格3万5千円前後)


330 road yacht

ほかに類をないミッドキャビン構造をもつミニベロ。ハンドルに直結されたカゴに重量のある荷物をいれるとふらつきの原因となるが、 フレームの真ん中に荷物を収めることによりその問題を解決。ひったくりに対する防犯構造という実用性も兼ね備えている。 なによりもその構造自体が全体デザインのアクセント付けになっており、見たものすべての興味をひくそのフレームデザインは秀逸。 おしゃれな自転車がほしいがスポーツサイクルに実は興味がない。そんな人にもおすすめできるミニベロ。 オープンプライス(実勢価格3万5千円前後)


560 deus

「ミニベロ」「オフロード」「スポーツ」いずれのカテゴリにも属さず、現代人の生活環境に適応させた「クロスオーバー」ミニベロ。 フレームをサイドから見たときにわかるとおり、スポーツ走行に必要とされる剛性、その剛性において最もすぐれるダイヤモンド形状を持ちつつ、 ヘッドチューブから後輪にかけて配置されたパイプはフレーム中央でサスペンションを保持する役割を担う。 ミニベロのコンパクトさ、スポーツ車の直進安定性、オフロード車の衝撃吸収性。そのすべてを併せ持つミニベロ。 オープンプライス(実勢価格3万5千円前後)




■第3の選択肢、コミューターバイク


・コミューターバイクってなに?

コミューターとは、「通勤」という意味です。
ロードバイクやマウンテンバイクのようなアグレッシブ走行を念頭においたり、ロングライドを想定したものでもありません。
いわば街乗りに特化した自転車と表現でき、通勤・通学という目的のために作られた自転車と言っても過言ではありません。

・最新のコミューターバイク、DOPPELGANGER 430

スポーツバイクに目的によるカテゴライズがあるとすれば、この自転車は通勤・通学カテゴリのスペシャルを目指した自転車です。

通勤・通学の主たる目的は時間通りの到着、時間までの到着。
そのなかにおいてプライオリティが高いのは、トラブルが発生しない安定感と考えました。

自転車通勤・通学中に多くの人が経験し、また起こりうるハプニングとして認識しているのがパンクではないでしょうか。
通勤・通学の時間帯に開店している自転車店はなく、徒歩と自転車の速度差は3倍にも4倍にもなり予定の時間に到着できない可能性が高まります。

・通勤の敵、パンクはなぜ発生するのか

なぜ自転車はパンクするのか。原因は大きくわけて3つ。

最も多いと考えられるのが「リム打ちパンク」。
特に自転車チューブの空気圧が低い状態で段差に乗り上げたときに発生します。
地面とホイール(リム)の間にチューブが挟まれることで発生し、物理的にリムと接触する2箇所に穴が開くケースが多く、
蛇に噛まれたような穴に見えるため「スネークバイト」とも呼ばれます。
シティサイクルはタイヤが太く高さがあるため、多少空気がない状態でもクッション性を維持しますが、
ロードバイクやクロスバイクに代表される細く・高さがないタイヤは、適正な空気圧管理が必要で、
空気圧が低い状態で乗用し段差等に減速すること無く侵入すると、リム打ちパンクを発生させます。
スポーツバイク初心者のように、これまでシティサイクルで減速すること無く歩道に侵入していた場合に多いパンクといえます。

外的要因として多いのが、「貫通パンク」。
路上の小さなガラス片や突起物を踏みつけることにより発生し、雨天などにその確率が上昇する印象です。
予測することは難しく、またパンク修理したとしてもタイヤに破片が残っており、連続して発生することもありえます。

そして多くのひとが日常的に経験するのが「自然空気漏れ」。
これの原因は2箇所。ひとつはゴムそのものから浸透によって抜けていく場合。風船が自然と縮むのと同じ原理です。
もうひとつは、空気の注入口であるバルブの僅かな隙間から抜けていく場合。劣化によっては著しい場合があります。

・ノーパンクではない、最高のコミューターバイク


自転車がパンクする理由はおおよそこの3つですが、近代以前の自転車はパンクとは無縁でした。
その理由は、構造的にチューブがなかったからです。
1888年にダンロップが発明した空気入りタイヤが自転車の乗り心地を大幅に改善させました。
そこから自転車とパンクの関係がうまれたのです。

自転車は本来パンクとは無縁ではあったが、その乗り心地と快適性という大きなメリットの前にチューブ式が採用されるようになったのです。
一方、このリスクに対して近年登場したのがノーパンクタイヤであり、チューブを使わないことで物理的にパンクしないメリットを謳っています。
つまりノーパンクタイヤは近代以前のチューブを使わない方式を現代に蘇らせたものであり、
チューブをつかわないことで乗り心地と引き換えに、パンクしないメリットを享受したものなのです。

そこでDOPPELGANGER 430 が目指したのが、最高のコミューターバイクであり、通勤・通学スペシャル。
そのために採用したのが、空気(エア)を使った耐パンク性の高いチューブであり、その目的は乗り心地を維持したまま、通勤・通学のトラブル回避することなのです。

430 Pendlerには、耐パンク性能を高めるため、通常のタイヤチューブと比較して約5倍の厚みを持つ超極太タイヤチューブを使用しています。
一般的にノーパンクタイヤは空気を補填するチューブを持たないため、乗り心地が硬く自転車や使用者への負担が大きいです。しかし430 Pendlerのタイヤには空気を補填するチューブを持つため、路面からの衝撃を和らげ快適な乗り心地を実現します。


耐衝撃
パンクの原因の約70%がリム打ちパンクと言われています。極太チューブにより段差の乗り上げで発生する「リム打ちパンク」の発生率を軽減。通常のチューブと同様に空気圧の管理も可能です。

耐貫通
路上の釘やガラス片などを踏みつけることによって発生する「貫通パンク」。分厚いタイヤと約4mmのチューブにより貫通パンクを抑制します。(※万が一パンクした際も通常のパンク修理方法が可能です。)

スーパーバルブ(英式)
バルブには空気漏れが少ないスーパーバルブを採用。一般的な虫ゴムタイプに比べ空気の自然減が少なく、煩わしい空気入れの頻度を減らすことが可能です。


DOPPELGANGER 430 PENDLER ※ドイツ語で通勤者の意

従来の自転車同様、空気(エア)を使うことで乗り心地を維持しつつ、パンク耐性と互換性を両立させたコミューターバイク。


430-DP ブラック×オレンジ (2017 MODEL)

430-BL ブルー×オレンジ (2017 MODEL)


おすすめ自転車アクセサリー


DCB298-BK
伸びる輪行キャリングバッグ

ビヨ〜ンと伸びて自転車を丸呑みにする輪行袋。ペリカンが自転車を丸呑みするかのごとく、自転車をまるごと包込む輪行袋です。


DLF300-DP
LEDライト

無駄な機能を排除したシンプルなデザインで、コンパクトながらも9つのLEDライトで最大光束52ルーメンを実現しました。


DKL101-BK
ダイヤルコンボワイヤーロック

全長650mmと十分な長さを持ちながらも、ワイヤーを束ねることでコンパクトに収納できる「ラウンド・シェイプ・デザイン」。